べらぼうめい

2009年2月13日 日常
出張からかえってきた。

自宅がべらぼうにおちつく。

誰かの理不尽な怒りに接すると、うんざりする。

いらいらを正当化して、まわりに吐き散らかしてることにも気づかない人は嫌いだ。

人によって、態度を変える人のは仕方ないのかもしれないけど、それが露骨なひとも嫌いだ。

どちらもかっこわるいし、自己中心的だとおもう。
そばにいて、つかれるしへこむ。

本当は、そういう人たちにも寛容になれればいいんだけど。

追記
といって、いらいらを正当化して、まわりに吐き散らかしてるのかも。
「There will be Blood」をようやく最後まで見た。

よくわからない。

けれど、これまでのポールトーマスアンダーソンの映画とはかなり違うとおもう。
とてもシリアスです。いや、これまでもシリアスな部分もあったとおもうけど、そこにはユーモアがあって、息抜きができたから、ちょっとそこが違うとおもう。
今回の作品はとくにユーモアのあるシーンがすくなくて、すごい息が詰まりそうになりました。

雰囲気は、キューブリックの作品に近い気がします。ただ、キューブリックの作品もシリアスで、ユーモアがあるわけではないけど、そんなに閉塞感はないような気がするけど。

なんかでも言い訳がないから、生々しいというか。
説明的なセリフを吐く人間も出てこない。

生々しく、欲望が描かれてる。たぶん、ある石油屋の仕事についての映画ではなく、ある石油屋についての映画だとおもう。

最後のシーンがかっこよかった。人物がかっこいいんじゃなくて、それを最後のシーンにしたPTAがかっこいいとおもう。
人間の欲深さに焦点をあててつくった作品だとおもう。

欲望を解消するような解決策をみつけて、それを満たしてあげても、また物足りなさを感じるときがやってくる。大好きな人と一緒の時間を過ごせることが、大事だったのに、その人がしてくれることに不満を感じはじめたりするし、欲望の飽和点はないとおもう、
あるとすれば、死があるだけで。もしかしたら、死んだ後も、消えない欲望があるかもしれないくらいだし。

だから、欲望を満たす物語は、それが物語だからこそ終わりがあるけど、
見ている人にとっては、このいたちごっこみたいなものは死ぬまで続くことだとおもう。

だからって、欲望の行き着く先はなくて、結局のところ、時間で切り刻んだ瞬間、瞬間で満足感の浮き沈みがあるだけだとしたら、それを埋めることに意味はないじゃん。って話にはならない。

あるのだ。たぶん。

意味なんかなくても、ある程度の満足感がなければ、生きててつまんないもの。ただ、物足りなさが消滅することはないってことと、程度を超えた欲望は狂気みたいにみえる、ってこと。それから、欲望を満たすことがかならずしも幸福にはつながらない、ってことだけはたしかだとおもったりなんだり。

だとしたら、この駄文書き連ねてる自分を今うごかしてる欲望も、いまこの瞬間1時12分にすこしだけ満たされるだけで、音楽を聴く自分の欲望もすこしだけ満たされるだけなのかも。

終わるのは映画のなかだけ。

なんか色々反省、もうちょっと小さな満足感を見つけられるになったほうがよさそう。
やりたい、やりたくない、も大切だけど、もういい大人なんだし。

追記
毛糸ブッシュのこの曲の世界って、なんかゴスっぽいね。
きょうは、散歩してきた。ながいみちのり。
覚王山にまた行って、カレー屋さんやすみで地下鉄にもどる。
池下にいって、白きしめんをたべる。うまい!

そのあとは、栄からかなり歩いて名古屋市美術館にいくも工事中で開いておらず。
愛知県美術館にすればよかったー、とおもう。

そっから、御園座とか、伏見ミリオン座とかの前を通りつつ、かなり歩いてカフェにいってみた。
旧加藤商会ビルの横を流れる堀川をみて、うがっ、きたない!とおもった。

ひとりでカフェにはいるのも外食するのもいやだったのだけど、なんかけっこう大満足だった。まぁ、いいさ、とおもう。
クリームブリュレとコーヒーがおいしかった。今度、自分でつくってみよう、とおもって、名駅の東急ハンズで、クリームブリュレの型を買った。バーナーはほしかったけど、ガマン。
炙ったスプーンでもできるみたいだから。

それから、買い物にいったら、ラシックにあるスタジオで持田香織がラジオを録ってた。
中でちょっと服をみて、うーむ、とおもって外へ出たら、美容室の人に捕まって、たまにはいいかな、とおもって言われるがままに切ってもらいにいった。

約40分後、前髪やら、横やらをちょいちょい長めに残したカリアゲくんスタイルになり。
いやー、かっこよくなりましたね。といわれる。よくわからんのだけど、かっこいいんでしょうか、
このカリアゲくんスタイル。とおもいつつ、再度、買い物へと離脱。

来シーズンにでも着ようとおもって、安くなった冬物がほしかったのだけど、さすがに時期おそかった。いい感じの、サイズがない。そらそうだ。あたりまえだのクラッカー。

でも、わりといいな、とおもうのをみつけて買って帰ってきた。
思いっきり秋っぽい色だけど。

家について、カリアゲくんスタイルをみてみて、うむ、なんかわるくないかもと自画自賛。
おー、シャンプーしやすいぜ、とシャワー浴びながらおもったのであった。

明日は五連休最後の休み!


内容紹介
日本盤のみCDエクストラ仕様
・レデイォ・レディオ(ビデオ)
・ホリデイ(ビデオ)
・ハートブレイカー(ビデオ)
のPVを収録。

唯一無二の強烈な個性を放つ、21世紀型モダン・ポップ・アルバム。
初期のブライアン・イーノやスパークス、そしてディーヴォ、トーキング・ヘッズやソフト・セルと比較される彼らの音は、唯一無二の強烈な個性を放つ“21世紀型モダン・ポップ・アルバム”!イギリスはデヴォン出身のジョセフ・マウントを中心とする3人組で、彼らの奏でるダンスとアートのクロスオーヴァー的最先端エレクトロ・ポップは、イギリスのお洒落キッズの間でじわじわと話題を集める一方、クラクソンズ、フランツ・フェルディナンド、ゴリラズ、ケイト・ナッシュといった
一連の有名アーティストのリミックスを手掛けることでも話題に。本国イギリスで2008年9月に発売となった本作は、メトロノミーのセカンド・アルバムだが、新しく契約したBecause Musicからリリースされる初のアルバムで、初のヴォーカル入りアルバムでもある。また、このアルバムはメトロノミーをジョセフの変名ソロ・プロジェクトとしてではなく、3人編成のバンドとして初めて紹介するもので、まるでデビュー作のようなセカンド・アルバムといわれている。


Metronomyをきいてみました。

上のレビューにある通り、音の感触は、初期ブライアンイーノに似ている感じ。
だからこそ、DevoやTalking Headsを引き合いに出す人がいるのかも。

曲自体は、これまでのディスコパンクを、そういう音で再構成した感じ。
Gang of FourやLCD Soundsystem、!!! (Chk Chk Chk)とかを連想しました。

でも、もっとへなへなしてるし、もっとひねくれてる。
だから、Devoがちかいかな。とおもう

電子音楽のジャンルに入れられそうな範疇で、シンセを使って直接的な効用というか機能性(踊れること)を重視したダンスミュージックつくると、ユーロビートみたいに踊れるだけで下品で退屈な音楽になってしまう(偏見かもしれないけど)とおもうので、そのひねくれ具合も理解できるような気がします。

逆に、Klaxonsとかは、そういうのことを確信犯的に取り込んで熱のあるもの作った感じだから、目指してるところはむしろ逆なのかなという気がします。

ただ、聴かなくてもよかったかも。
そら、クールなんだろうけど、つまんない。とおもうから。
これを聴くなら、Gang of Fourきくし、ブライアンイーノやDevo聴けばいいや、っておもっちゃう。

例えば、これがものすごいかっこよくて、革新的な音づくりをしてるアルバムだと評価する人がいても、自分にとっては必要じゃないなぁ、ってだけなのかも。
なんやら高揚感も、感動もうすいのです。味のうっすいカルピスみたいに物足りんのです。

でもきっと、気分によって聴いて見たらちがうかもしれないです。

今は気分がよくて、こういうしみったれたものは必要としていないのかも。

NUM-AMI-DAIBUTZ

2009年2月8日 日常
NUM-AMI-DAIBUTZ
NUM-AMI-DAIBUTZ
NUM-AMI-DAIBUTZ
犬山線の赤い列車に乗って、大仏をみてきました。
天気がよかったので、気持ちよかったです。

写真、下手で見えにくいかもしれないけど、顔がぶさいくなのです。
あたまがでかいのです。でも、なんか、いやされます。
「パンチラににやけてしまうおじさんのごとく、煩悩バリバリのヒューマニティをどこかに感じさせる」って、雑誌に書かれていて、ほんとうにそうおもいました。

そのあとは、ひとりで猫カフェいってみようと思い立ち、御器所へ行ってみるも、発見できず。
まぁ、いいや。とおもい、覚王山の日泰寺にいってきました。
いいところでした。

そのあと、トイレのマットとかを買う。
はらへったー、さむいわー、チャーハン食いたい。
とかおもいつつ、帰宅。
早速、トイレにまっとしいてみる。ふんでみる。きもちよい。とてもきもちよい

大量にチャーハンをつくって、食べつつ、借りてきたDVDみてたら、寝てしまった。

起きて、「害虫」と「クワイエットルームへようこそ」を見て、ふたたびふとんへ。
おもう存分、だらだら過ごした感じ。明日もあさっても休みってすごいな。

健康診断いかねば。

追記
7日は友達の結婚の前祝をした。
ひさしぶりに会う人もたくさんいて、すごいたのしかった。

Twist And Shout

2009年2月6日 音楽
Amazon.co.jp
63年にリリースされた記念すべきデビューアルバム。彼らの出世作となったセカンドシングルをタイトル曲としてフィーチャー、トップアイドルとしてのビートルズの地位を決定づけた作品だ。
シングル曲を除く全曲をたった10時間のレコーディングセッションで録音してしまったという有名なエピソードが示すとおり、録音はほとんど一発録り。それだけに、ジョンやジョージが「ビートルズが最高だった時期」と呼ぶハンブルグやキャヴァーンの、ハウスバンド時代の演奏に最も近い音が収められた1枚だ。(星野吉男)


ぐじゃぐじゃ、うるさい。小さなボリュームで響いた言葉でも、拡散する。
そう思った後に、脳みそに残る言葉のうち、
さらにいらないものを分別して、ごみの日にだしてあげる。

あれも、これも、それもいりません。
そんな整理されたアタマじゃありませんえん。

ありませんえん。

いい調子で前向いてるときに、道路のそこかしこに転がってるきっかけみたいなもんが、スピードを殺ぐ。ラリアットかましながら、振り切りたいのです、さようなら、しりません、って。腕ほそいけど。ザンギエフみたいな胸毛ないけど、むしろ胸がもやもやする。うぬぬ。

でも、まぁ、きょうはさむいから。

すこしぐらい感傷的でもいいじゃないでしょうか。

ゆるしてあげるよ、すこしは。

明日は東京にいきます。来週も東京にいきます。
東京、とおいな。もうそろそろ、どこでもドアをください。

いつでも、どこにいても、行きたいところにいって、会いたい人に会って、
食べたいものを食べて、笑って、それができたら、たぶん、けっこう幸せ。

そういう欲望。たまたま、立ち読みしていた雑誌で、
廃墟の写真をみて、なんだかいやされた。行ってみたいとおもった。

ドア一枚隔てたところ。晴れた日に、だれもいないところで、爆音で音楽聴いて、
関係ない、興味ない、そういう世界はいやだ、ってこともいや。

錆びたとこつかんで、高いとこに上って、ジャンプして、
着地して、あー、足いたいとか言って、息を深くついて叫びたい。

王様の耳はロバの耳だー、たぶん、って。のっぺりして、響かないから、いいとおもう。
そのあと、つっこむのだ、ハリセンもって、なんでやねん、って。

とかなんとか、支離滅裂文章を書いてるうちにビートルズの曲きいたら、ちょっとかいふく。
youtubeでデイブ・グロールのドラミングみたら、かっこいかった。

素直になりたいもんだ、もっと。
From Amazon.com
By the time of 1972’s Ege Bamyasi, Can had consolidated, with singer Damo Suzuki fully entrenched as the unstable Michael Mooney’s replacement. Suzuki’s vocals range from shrieks to inaudible chanting, tackling subjects as mundane as "your vitamin C" while implying an archetypal depth. Evidence of a band at the height of their interactive powers is here. Anchored by the "percussion and flexation" (as he’s credited) of Jaki Liebezeit, Can delivers seven pounding sermons of rhythmic prowess, peaking with the 10:30 sound storm of "Soup." Liebezeit’s long drum riff in "Pinch"--pegged by a resounding bass thoom at the end of each repetition--creates an ellipse in which feedback bursts, guitar and keyboard note clusters, and Damo’s vocal witchery combine into a perfectly balanced, loping cyclone, with each element beautifully playing off the next. Like Miles’s On the Corner, Ege Bamyasi is a definitive statement on merging jazz ideology with the surging menace of rock & roll. --Gene Booth


Always See Your Faceって曲がすきです。ラブの。
やっぱオクラにはかつおぶしと醤油です。
ねばねばしておいしい。あのねばねばがいやな人もいるよね。
(あれをみると、ごっつえぇ感じのコントをおもいだします。)


状況はなーんも変わっていないのだけど、最近、得たいのしれない幸福感がある。
なーんか、楽しいことありそうな予感だけがずっとつづいてる。
とくにいいこともわるいこともないのだけど。

CANはこのアルバムが一番すきです。

かっこよいし、わかりやすいし。
おもいっきり、Vitaminじゃなくて、ビタミンって発音してるし。

あと一日いったら土曜日です、金曜日の次の日は土曜日なんだから。
だから、月曜日じゃないのです。

そして、土曜日から5連休。そして、そのうち4日はノープラン。
なにしよ。
内容(「Oricon」データベースより)
顔もスタイルも悪くないのに、不器用でなかなか恋が芽生えないヒョンチェ。ある日、彼女は図書館の美術書に書き込まれた愛のメッセージを見つける。これこそ運命の相手に出逢う手がかりに違いないと信じたヒョンチェは、懸命に送り主を探し始める…。『グエムル-漢江の怪物-』『リンダリンダリンダ』のペ・ドゥナ主演で贈る、恋に恋する季節を繊細なタッチで描いたロマンティック・ラブストーリー。


本当は『子猫をお願い』を見たかったけど、近くのレンタルビデオ店にはなくて、
これを借りてきた。

ペ・ドゥナ、かわいい。きぐるみ、似合う。そんな原始人的感想。

顔のみえない人に恋をする話。主人公は、相手がだれかわからないけど、よくしらないけど、気になってしまう、どんな人なんだろう、っておもう。ユーモアもあって、すこし見ててはずかしくなるようなシーンもあるけど、なかなかいい映画でした。

きょう、たまたまラブソングについての文章をよんだ。
世の中にはたくさんのラブソングがあるけど、”いかれたbaby”を超えるラブソングはない気がするって。自分のなかで、そんなふうに思える曲ってなんだろう、っておもった。

たぶん、UAのミルクティー、って曲だとおもう。
言葉がきれいだし、音もゆらゆら揺れてて、ほんわかする。
とてもいい曲だ。いかれたbabyも、すごいいい曲だよね。

今日はあたたかくてきもちのいい日だった。

日差しがあれば、セーターとシャツだけで過ごせて、
お弁当買った後、外を歩くと、日なたはポカポカして頬がゆるくなる気がする。

ねこがほしい。もしくは猫と住んでる友達。
すごくたのしいとおもう。

少年モンスター

2009年2月2日 音楽
内容紹介
表現として最深、音楽として最新・・・鋭利な切り口をライトに見せ、ふんわりとした空気をディープに聴かせる。ラップという手段の最新の進化を遂げた少年モンスター・・・ Da.Me.Records最初期から参戦、独特の存在感からアルバムが待ち望まれた男、 環ROY、ついにフルアルバムサイズで登場!!!


東京から帰ってきた。さようなら、成田空港。
ただいま、自分の部屋。シャツやらなんやら、すぐ洗濯。

ボタンを押して、ひとさじ入れるのです、洗剤を。ほら、きれいになった、うい。
全自動洗濯機、あぁ、なんて素敵なんだ、きみは。
もしあなたが、性格のいい、素朴でかわいらしい人なら、私は結婚したいくらいです。
わたしが料理をつくるので、あなたは洗濯をしてください。
そらもう、干すのはやります、わたしのほうで。

だいじょうぶです。無口なのはお互いさまですから。

だいじょうぶです。がしゃごしゃうるさいのも、お互いさまですから。

と、言葉にしてみるわけもなく、でも、あなたが好きです、全自動洗濯機。
あなたなしじゃ、僕は洗濯すらできません。

今度、洗濯機を人に紹介するときは、社交辞令で卑下したことなんていいません。
社長さん。実はね、うちの全自動洗濯機。最新式なんか、目じゃありません。
働きものなんです、僕はあいつなしじゃだめです、洗濯板なんかもってのほかです

朝も夜も昼もたいへんだよ、洗濯機は。

日曜もはたらくんだから。

追記のレビュー

少年モンスターは1000円です。12曲入って1000円です。

最後の曲しか聴かないけど、1000円でもいいかなとおもう。

フィッシュマンズへのオマージュなのです。買ってください。
中古じゃないとこでみつけて、買ってください。(まわしものじゃありません)

夜の散歩におすすめです。ビートが深い感じが、よいのです。
そら歩くわ、遠回りすらするわ。

大好きな柔軟剤はソフランのみどりのやつで、お気に入りの洗剤はビーズです。
つかってやってください。(ライオンのまわしものじゃありません。)

注.仕事で社長さんには会いません。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
アモン・デュールでいえば『楽園へ向かうデュール』のようなアルバムである。歌わない歌心を演奏とそれにともなって構築拡大される音にひたすら溶かし込んできたこのグラスゴー出身のバンドがあえて言葉ある歌を選んだことは、説明すべきことが生じたからではないだろう。拡張される意識を聴き手/演奏者双方でつなぎとめておけるものをより明確にしたかったその結果にすぎない。あるいは音の詩情から自然発生してしまったものだろう。森の中を彷徨うような緊張感と不安と清々しさのまざりあった空気が静かに放出されている。白雪姫の7人の小人になったような気にさえなれる。ここに展開されている冷やかなそれでいて人なつこい物語は酔わせるというより引き込み、心を浮遊させるものだ。自分たちのためのレーベルも作られさらにじっくりとゲリラ展開できるとの意気込みも感じられる。“ポスト・ロック”? 常にポストのポストを示すのがロックの定めだと俺は思うので。悪しからず。 (湯浅学) --- 2001年04月号



幽霊がなにでできてるのか、最近、かんがえてる。存在するのかさえあやしいけど。
幽霊は、この世界に存在しないから、きっと別の世界にいるんだとおもう。
物質世界じゃないところ。空気もないから、鼓膜がゆれることもないし、たぶん光もないところ。でも、それで、目が見えるんだろうか。音がきこえるんだろうか。

もし目が見えてるとしたら、光を反射するがなにかがあって、
もし耳が聞こえるとしたら、空気みたいなものがあることになる。

そうじゃなかったら、幽霊は目が見えなくて、耳も聞こえない。

そんなわけで、前者の世界を選んでみる。
元素記号やなんかじゃ分解できない、見えない物質があって、そいつは、見えないのに、そこにある。
どんなに高性能でも、物質世界の機器じゃ、見つけられない物質で構成された新世界。

そういう、見えない物質に、遺物質って名前をつけてみた。

幽霊は遺物質でできてる。遺物質世界の空気を吸って、遺物質世界の空気を吐く。
見えない世界でも温暖化は話題になっていて、宇宙ロケットやホームレスや、
失業問題に憂いて、溜め息をついたり、カップヌードルを食べたりする、そこには干からびた海老が入ってて、フリーズドライにはなりたくないな、っておもう。

たまには、幸せな結婚式も執り行われるのだ。
ブーケを投げて、未婚の幽霊がキャッチして喜んだりする。
あたし、結婚できるかしら、とか悩んだりする。もう死んでるのに。

とかなんとか、考えながら、帰り道、透明な防音壁で区切られた道を歩いてみたら、ずいぶん暗い気持ちになったと同時に、なに考えてんだと我に返る我。
壁を隔てたアスファルトの地面を、ごつごつしたゴムタイヤで音もたてずに、なめらかに滑るように流れていく、車とか、車。

幽霊のこと考えてる暇があるんなら、勉強したほうがいいね。

追記
土日、出張することになった。(前から決まってたけど。)
月曜日に帰ってくる。

部屋片付けなきゃとおもいつつ、20世紀少年をみてしまう。

もう21世紀、しかも2009年みたいです。

あかるい気分がいちばん。

べらぼうにあかるくなりたいもんだ。
自分が買ったわけじゃないアイスクリームが冷凍庫に入ってても、
春はまったくの遠くなのです。べつにいいや、もういいやと。一日に何回言ってるお前。

ながいのです、とても。それが。

たくさんの人がいて、音圧に物足りなさを感じながら、考えるのは、見えない人のことで、
歯切れの悪い言葉ならべる意味ははなからありません。

でも、一日のおわりにお風呂に入るのはきもちいいから、まぁいいやと。

きょうはがんばれた気がする。明日はもうちょいがんばりたい。

追記
きのう、人生ではじめてクラシックのコンサートをみにいった。
さっぱりよさわからず。いや、いいとおもったときもあったけど。
好きな音楽を聴いてるときのほうが、やっぱいい。

技術的には、とてもすごいんだろうけど、たぶん、それよりも誰かがたどたどしく弾いたピアノとかのほうが感動したりするときもある。とおもう。クラシックって、そういう感動するとか感動しないとかの尺度では、あまり聴かないものなのかな。

ただ、自分がわからないだけで、鳥肌たてて聴いてる人いるのかも。

考えてもわからん。アイス食ってはよねよ。

Here Should Be My Home

2009年1月24日 日常
きょう、人生ではじめて、歯ブラシをくわえて、外にでました。
鍵をかけ、その鍵がきちんとしまっているかまで、ちゃんと確認したのです。

みなさん、生活のけじめはしっかりつけていきましょう。

そんなこんなで、No Ageの「Nouns」ってアルバムがいいです。

トレイル・オブ・デッドみたいな路線、つまり、シューゲイザーを90年代のUSインディーロック(Built To SpillとかスーパーチャンクとかModest Mouseとか、Guided By Voicesとか。がちがちじゃない、ゆるゆるでローファイな、ヒップホップ通過後のハードコア)でもって解釈してこさえたもんに、Animal Collectiveみたいなフォークロアっぽさとかをぶちこんだ感じ。

っていう、印象論。

二ューゲイザーとかいうみたいです。ネオ・シューゲイザーとはちがうんでしょうか。

シューゲイザーがすごかったのは、たぶん、ノイズの気持ちよさとか美しさとかを、とてもわかりやすい形で再提示したことだったんじゃないかなぁ、とおもう。

欲望の対象として、ノイズを再発見した人たちは、それを再生産したり加工したりする。→
聞いてる人は、同じアルバムを一年も聴き続けるとどうしても飽きてしまう。→けど、好きになってしまった人は、ノイズの気持ちよさがやっぱ忘れられず、再生産されたり、加工されたりしたものを求めたりする。→
だんだん、その結果として、轟音バンドがめずらしくない状況になる。そんなこんなで、方法論の応用と受け手の拡大。Plastic Treeとかみたいに、わりと特殊なビジュアル系がいるのも、結局はそういう背景(受け皿)があるからだとおもう。

その後、Ulrich Schnauss(エレクトロ・シューゲイザーと呼ばれてました。いろんなシューゲイザーがあるね。)が出てきて、きもちよくてきれいなんだけど、安全で物足りなくて。
かといって、マイブラの音楽が好き過ぎて影響から脱し切れなかった人たちがつくった、ほとんどモノマネみたいになってしまった代物を聴いて、そのオマージュに愛は感じるけど、既存の快感原則に依存していて、「オルタナ」ではないんだろうなって状態に、不満を感じていた欲深いシューゲイザー好きにおすすめです。

過剰で、聴いてて、景色かわります。
それでいて、ゆるゆるなときも、熱いときもあってすばらしいです。
脳がざわざわして、醒める感じ。

Broken Social Sceneをはじめて聴いたときのようなワクワク感がありました。
音量気をつけないと、繰り返し聴いたら、耳やられます、たぶん。

出張から帰ってきた。昨日だけど。

今日は、白菜のコールスローと、マッシュポテトつくって、お別れ会に行ってきた。
ベジタリアンを考慮して、つくったつもりだったのに。マッシュポテトは売れず。
塩いれすぎたもんな、とおもう。

昼間、いい天気で希望しかないわ、いや、未来はキラキラですわ。と楽観模様だったのに。

現在、深夜でうぬぬである。いかんぜよ。

そらいかん。と、桂枝雀の文庫本かいました。いいですね。だいすきです、代書屋での松本留五郎。
道具屋さんは、そらなかなか、誰がみても立派に、これこそギブツだというようなギブツです。というシーンがすきです。

ここだけのはなし、すでんいしびさらそ。
でも、現状位置からはなれず。うごかず。

に吐いた言葉が、落語みたいにおもしろけりゃいいのに。
やっぱこういう映像をみて、何も親近感がわかない。
それなら、真っ黒の背景だけでもいいのに。
(それともジミヘンの動画をアップすることに対する「照れ隠し」とかなのかな)

ドラムのレッスンはとてもたのしい。涎が垂れそうになる類の幸福感で、脳みそがひたひたになる感じに楽しいわけではなくて、なんか自分がやりたかったことをやってるような、行為の根っこに欲望があって、それでいて、それをやることに負い目を感じることもない感じ。

課題曲がやっと決まった。どうやって選べばいいのかわからなかったので、すこし時間がかかった。(先月、ジェームスブラウンとかもおもしろそう。とおもって、持って行ったけど、実力不足で却下。次回の課題に持ち越し。クレイジーケンバンドの「てんやわんやですよ」を演奏することに決まったのだけど、楽譜がなかった。)
結局、ジミヘンのCrosstown Trafficになった。さっそく矢場町のパルコで、楽譜買ってきた。

やっと、ハイハットのオープンクローズの練習に入った。いいね、おもしろい。
早くいい音だせるようになりたい。

帰り、寺山修司の本、買ってみた。角川文庫の「書を捨てよ、町へ出よう」
それと、ルノアール兄弟のマンガ

読むのが好きだけど、なんだかマンネリしていたので、新鮮だ。

寺山の「青年よ、大尻を抱け」とか「不良少年入門」と、ルノワール兄弟の世界観って、近接してるような気がする。倫理的に、あまり推奨されていない方向性でもってのんべんだらりと暴走する感じ。寺山のは、ギャグであることが自明でツッコミがないけれど、ルノアール兄弟の場合は、もっと笑いどころをわかりやすくするために、ちょいちょいツッコミがはさまれてる。

江戸の大童貞であるドゲレツ斎さまの発明への情熱がすばらしい。

そして、「ルノアール兄弟の愛した大童貞」の登場人物の80パーセントは変態です。(たぶん)

明日は日曜日、月曜日から金曜日までは東京で仕事なのです。
出張なのです。残業あるんかなぁ。


音量じゃなく、音圧。

9日から13日まで、姪甥、両親、留学生の6人で過ごした。

とてもたのしかった。やっぱ家族はいい。
おれも家族ほしいなぁ、とおもった。

おいしいものをたくさん食べて、色んなところに行ってきた。

セントレア空港まで大きなバンで2往復した。
たぶん、大丈夫。もう迷わないぞ。

13日、クアトロでmogwaiみてきた。いいね。
”2 right make 1 wrong”はCDのほうが好きだけど、でも、ライブで見れて感動した。
”New Paths To Helicon(Pt.1)”の、あの気持ちよさはなんなんだろう。

あの瞬間。音と光しかなくて、うっとりする。
それを感じてる自分なんかも、そこにはいない感じがする。

あの自意識の飛ぶ瞬間が好きだ。

そして、遊園地の絶叫マシンはきらいだ、とおもった。長島スパーランドで。
途中で降りたかった、なみだとはなみず。

やっぱり、遊園地はコーヒーカップとデラックスブランコがすばらしい。
すばらしい。
ブラッドピット出てるのを見て、いつも気にならないのに、すごい気にいって、誰が監督してんだろう、もしかしたら、、、とおもったらやっぱウェス・アンダーソンだった。

やっぱいいね。



ブリーフじゃないですよ、海水パンツです

あさって、両親が留学生と姪甥コンビ連れて遊びに来る。
うちにはふとんが3組しかないので、貸し布団を頼もうかとおもったのだけど、
おもったより高かったので、新しい布団を買うことにした。

今日、届いた。まだ開けてない。

一人で住んでるのに、4組もふとんのある家、ってたぶんすくないよね。
一回、ふとんの海で寝てみたい。泳いで寝るのだ、寝ながら泳ぐのだ

きょうは檸檬を持って帰ってきた。お正月に食べるのを忘れられて、事務所の冷蔵庫のなかで待ちくたびれた苺があったので、もらって帰ってきて苺ジャムを作ってみた。はじめてで、うまくできたかわからないけど、2瓶分のジャムができたので、ひとつは明日持って行こうとおもった。

明日行ったら、火曜まで休み!神様、ありがとう。

13日はMogwaiのライブ!

うぇーい、むっちゃたのしみだ。


と変なテンションの23時。
朝、春子さんがレモンをおすそわけしてくれた。
ほら、きれいでしょう、とひとつだけ手のひらにとって見せてくれた檸檬は、
なにやら色も、形もきれいで、家に持って帰るのわすれないようにせなば、とおもった。

お昼には、所長にカレンダーもらった。世界の美女カレンダー。

夜。お先に失礼します。おつかれさまでしたー、といって事務所をでて、自転車の鍵を探しているときに呼び止められる。忘れているよ、美女カレンダー。

わすれていたよ、美女カレンダー。

世界の美女カレンダーを小脇に抱えて、自転車を漕ぐ。
美女カレンダーは中途半端に大きいので、自転車のかごに入らないのだ。

買い物をして、家に帰ってきて、ごはんつくってナンプラー高いぜ、と独り言。
ごはん食べたあと、白菜の塩もみしたの食べながら、春子さんにレモンもらったの思い出した。事務所の冷蔵庫のなかの檸檬、わすれられたのだ、わすれっぽい人に。

今日は22時に寝ようと思っていたのに、もう23時。

カレンダーをぺらぺらめくってみたら、べっぴんさんばっかだった。
アラスカの美女は、雪山でストック片手にホットパンツ姿でポーズとってた。
なんやらシュールだ。

正直、美人カレンダーの張ってある独身男の部屋には行きたくないよなぁ、とおもいつつ、12月のひとが、きれいだった。


一日ってはやいな。
内容紹介
民主主義を使いこなすための10のルールをわかりやすく解説。
社会の惨状に悩むあらゆる人々に贈る、歴史の転換点を乗り切るための必読書。
生きづらい社会は「政治に対する意思」で変える!

【著者からの一言】
アメリカでは若者の運動が大きな力となって、初の黒人大統領が誕生しました。
オバマ新大統領の「我々にはできる(yes we can)」 というメッセージは、日本に住む我々にも向けられたものです。
行きづらい社会を変えるためにこそ、民主政治はあるのです。みんな が一歩ずつ踏み出すことで、社会は変わります。
この本は、特に若い人々が政治に関わる時の、基本的なものの見方、考え方を示した ものです。
たくさんの人に読んでもらい、日本でも、我々にはできるという声が起こることを期待しています。

内容(「BOOK」データベースより)
社会の惨状に悩むあらゆる人々に贈る歴史の転換点を乗り切るテキスト。民主主義を使いこなすための10のルール。


無垢ではない、って曲が好きだ。チョモランマトマトの。

理想、持っていたいとおもう。というか、最低限、やりたくないことはある。たとえば、ホームレスの存在に無感覚になりながら、世界平和についてばっか語るようなことはしたくない。どっちも大事だろうけど、実際には、色んな価値観があって、バイアスのかかり方も全然ちがう。政治はたぶん、そういうバランスのとり方が難しいんだとおもう。

元旦に、NHKで討論の番組をみて、思いのほか興味がわいたので、論者の一人だった山口二郎さんの本を読んでみることにした。新書で、とても読みやすく書かれているので、自分にも読めるんじゃないだろうかとおもったのだ。

おもしろくて読みやすいです。問題の共有を念頭に書かれてるのがわかる。
リスクの社会化、って言葉知らなかった。
改めて状況を整理して捉え直すのに便利な言葉だとおもう。

政治について時間(コスト)を費やすことは、必ずしも実益に結びつくことじゃないとおもう。
けれど、今の状況に、満足している人は少ないんじゃないだろうか。いや、別に他の人はどうだっていいのかもしれないけれど。自分は、今のままじゃだめなような気がする。
全てを否定するつもりはないけれど、肯定できる状況でもないとおもう。

たとえば、規制緩和によって派遣やアルバイトなどの、非正規雇用が増えたことは本当に公益と言えるんだろうか。たしかに、より自由な形態で働くことが可能になったとはいうし、企業は人件費を抑えられたおかげで、景気についても一時的によくなった時期があったといえるのかもしれない。

でも、景気の良さや自由な形態で働くことが、社会保障よりプライオリティの高いものなのか、ということについては改めて考える必要があるとおもう。自由な形態で働くことを心から謳歌できるのは、高いスキルやわりと素晴らしい職歴を持った人だけだとおもう。もちろん、派遣やアルバイトで働くほうが、正社員として働くよりは時間の面で、融通が利くようにはなっているけど、もし社会保障がきちんとしていなければ、その余った時間でリスクを負う準備をしなければならないことになる(株に手を出す人が増えた一つの要因のような気がする)し、家族を持つことはできても、この前の年末みたいに、いつクビを切られるのかわからないんじゃ不安だと思う。

このまま、社会化可能なリスクについて、現状のままで「自己責任」にしておくのは反対。
ただ、大事なのはリスクの社会化それ自体よりも、そのバランスというか割合だとおもう。もっと勉強しなきゃいけない。

景気がよくなった時も実感なんてなかったのも、なんだかな、とおもう。新自由主義的な政策、経済が豊かになれば、みんなの取り分が大きくなりますよって感じだったのだろうけど、結局は、格差が広がって、お金持ちがよりお金持ちになって、貧乏人がより貧乏人になったって感じ。

別に、偉い人たちが利益の収奪をしてるとは思わないけど、もっと所得再分配的な政策を打ち出すような政党があってもいいんじゃん。なんで、共産党に人気がないんだろう。
たぶん、財源に対しての不安とか、そんなことをすれば、景気も悪くなるし、世界的な競争力がなくなる、ってのが理由なんだろうな。

たしかに法人税とか、社会保障を手厚くしたりとか、企業にとっては大変だとおもう。
じゃあ、もっとお金持ってる人から取ればいいと思うのだけど、そう簡単にいかないのかな。金持ちの所得税だけあげるとか、食品や日用品以外の消費税を上げるとか。無駄な歳出を減らすとかさ。でも、もしそれが解決策になるなら、とっくにやってるよなぁ

言うは易し、行うは難し。

善意があって、一生懸命にやってても、何もわかってない。

今年は、お節介やけるようになりたいな。

追記
ケーキと、たことじゃがいものサラダと、アボガドごはんをつくってみた。
新年会に持っていくのだ。あと10分で始まるのに、身支度がなんもできてない。
まぁ、いいや。

スタジオにいきたい。ドラムたたきたい。

実写版のDB、3月に公開らしいです。知らんかった。
そして、これって、もはやドラゴンボールじゃないんじゃ。

やっぱそうなるか、という落胆。
うん、仕方ないよね。

ニコニコにはインドで作られたっぽいのがアップされていました。

大晦日に、「ロック誕生」っていう映画をみてきた。
これがロックとして扱われてたんだなぁ。とおもったり。

ハルヲフォンのファンキーダッコ No.1がよかった。

フラワートラベリン・バンドのジョー山中が、アダモちゃんに見えました。

『花とアリス』をDVDで見た。すごいよかった。
「これ、牛乳とみそ汁、両方ほしくなるね」って台詞がよかった。


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