7月24日に娘がうまれました。
谷崎潤一郎やガスヴァンサントや河野裕子さんと同じ日です。

まだ本当にちいさくて、やっぱりかわいいもんです。
いまのところ、けっこうな親ばかです。

日記を書いていない間、いろいろなことがあった。
妊娠や出産について、映画や小説でふれて
なんとなく知っているような気になっていたけれど、
「全然知らなかったなぁ」とおもう。

大学生のとき、奥さんがいて、子どもがいる生活は
たかが知れてる幸せなんだろうなとおもっていたけれど、
そういうたかが知れてる幸せは、思っていたよりもずっといいもんみたいです。

「しつかりと飯を食はせて陽にあてしふとんにくるみて寝かす仕合せ」ってやつです。
きっと、これからが大変なんだろうけれどね

立ち会い出産をした日の朝、
病院のそばお弁当屋さんでおにぎりを買ったのだけれど、
とてもしずかでなんだかよかった

内容紹介
2010年最も期待されているXavier De Rosnay プロデュースのエレク トロ・ロック・バンドJAMAICA待望の1stがボーナス・トラック3曲入りで8月18日に日本先行販売!!!!!! 海外メディアからは「完璧なポップ」(TheGuardian/UK)、 「DAFT PUNKとPHOENIXとが一緒になったようなサウンドだ!」(The FLY/UK)と大絶賛され、アルバム発売前にもかかわらず、フジロック10を初 め世界中のフェスの出演が決定している超大型新人Jamaicaの 1stアルバムが世界先行発売+国内盤ボーナストラック3曲収録で発売!
アーティストについて
2010年もっとも期待されているパリ出身のインディー・ロック・バン ドJamaica(元Pony pony)。 彼らはあのXavier De Rosnayをプロデューサーに迎えて、今年の8月 にデビュー。 ネット上で公表された新曲 「I Think II Like U 2」のPVは、SO-MEが担当。デ ビュー前にもかかわらず、Fuji Rock Festival ’10への出演も決 定!キャッチーで無駄の無いインディー・ロックに強烈な音圧をかけた ような、JUSTICEとPHEONIXの中間ともいえる全く新しい JAMAICA流ロックを作り上げた!



JAMAICAというバンドのファーストアルバム。ジャケットださいけど、きっとそれも狙いだよね。
音は、上の説明に「DAFT PUNKとPHOENIXとが一緒になったようなサウンド」ってあるけれど、そんな感じです。

JAMAICA - I Think I Like U 2 VIDEO
http://www.youtube.com/watch?v=2yMA7pGM4PQ

けっこう音楽聴いてるほうだとおもうけど、こういう音って聴いたことがないです。

なんていうか、シンディローパーの1枚目とか2枚目あたりのアルバムから
もったりしたところ殺ぎ落として、音をクリアにしてさらに音圧かけた感じ。

たぶん、ストロークスの2枚目とかも本当はこういうことやりたかったんじゃないだろうか。
選ぶべきはナイジェルゴドリッチじゃなく、フレンチな人々だったのだ、きっと。
(でも、今から7年前にそういうことやろうとしてたのがすごいのかも。)

Poney Poney - Cross The Fader
http://www.youtube.com/watch?v=tm4-qMeowlE&

音、かっこよいです。

たぶん、順番が違うのだけれど、このアルバムをプロデュースをしたXavier De RosnayさんのJUSTICEっていうのもかっこいいね。ほんと、知らない間に時代は進んでる

Justice - D.A.N.C.E
http://www.youtube.com/watch?v=bjWPyDMk8k8&


でも、最近はクラムボンとかキセルとか聴いてるのが落ち着きます。
あと友達が大分前にくれたJET STREAMのコンピレーションがすごくいい。

今日はOB会、バッシュがないけれどどうしたものか。

ケモノと魔法

2010年6月10日 音楽
内容紹介
7月公開映画「百万円と苦虫女」主題歌「やわらかくて きもちいい風」
弾き語りバージョン含む全11曲。


とてもいい作品なのに、レビューが書かれてなくて不思議な感じ。

「ユニコーン」って曲が好きです。
「ケモノと魔法」も「やわらかくて きもちいい風」もいい。

6月6日に入籍をしました。家族がふえたのです。
一緒に住んでいたので、前からいた家族なのだけれど、本当の家族になれてうれしい気持ちです。

http://ci.nii.ac.jp/naid/110006682951

一日いちにちを幸せに過ごせれば、それだけでいいのだけれど、やっぱり明日の幸せとか来年の幸せとか、10年も前の不幸とかに振り回されたりもする。最大多数の最大幸福は、当たり前のように、時間で細かく分断された未来と今の自分にも適用されたりしてるってことじゃないだろうか

なにごともバランスが大事だよね。志村けんの研究するくらいの余裕がほしいものです。

「銀河」
http://www.youtube.com/watch?v=K83RJLMPzPY&NR=1

ひさしぶりに夜更かししてしまった。はやく寝なくちゃ。


Chicago V

2009年9月19日 音楽
Amazon.co.jp
その当時ははっきり分からなかったかもしれないが、シカゴの5枚目のアルバムは、1970年代で最も成功したこのアメリカのロッカーたちにとって一種の転換期となったのだ。『V』はこのバンドの初めてのシングルアルバムというばかりか、信じられないことに、たった3年間で11枚目のLP級音楽なのだ。このような凄まじいハードワークでは、それ以前のスタジオアルバム(『III』)の内容が落ちていたかもしれないが、いくつか重要なことを学び取ったようでもある。ここで彼らは一番の大ヒット作(喜びに満ちたSaturday in the Park)をものにしたばかりか、その最も冒険的な音楽的才能を断固として切り詰めることにも成功している。この考えは、わざと皮肉を込めたオープニングのA Hit by VareseからWhile the City Sleeps, State of the Unionなどのカットに至るまでを見ても明白だ。さらには、伝記的なAlma Materにも現れており、これにはこのバンドのジャズの才能やアヴァンギャルドの影響などが満載されている。このアルバムの他のトップ30位以内の Dialogue (Part I & II)でさえも、珍しいチャート収録作の一つにとどまっている。この新しいデジタルリマスター版には3つのボーナス曲(テリー・カスの騒々しいギター演奏が主体の、以前はリリースされなかったA Song for Richard and His Friendsのスタジオテイク、Mississippi Delta City Bluesの思い切ったアウトテイク、それにDialogueのオリジナルシングル編集)が入っているばかりか、ドン・ヘックマンの新しいライナーノーツもあり、バンドメンバー数人からの洞察力に満ちたコメントを特集している。 --Jerry McCulley


誰がなんといおうと、かぼちゃの皮のそばのところはおいしい。
毎日、主食としては食べたくないけど。

「Chicago- Saturday in the Park "Live" (1972)」
http://www.youtube.com/watch?v=UTFD1C4tVIg

9月19日、きょうは連休一番はじめの土曜日です。

お誕生会をする準備してたけど、ちょっと休憩。



せんべい

2009年7月24日 音楽
帰ってきて、電話をしたのは、佐川急便とクレジットカード会社です。
自動音声と、フクダさん。僕だって、別に親切なあなたたちと話したいわけじゃないさ。

いつも荷物を持ってきてくれるおじさんは、きょう、つかれた顔をしていた。
意味なくテンションの高いラテン音楽のテープを、ダッシュボードにしのばせたい。
おじさんには、テンションあげたまんま、せんべい食べてほしい、もうばりばりと音をたてて、サンバのリズムに合わせて。そして、その横でパーカッションするおっさんB。

どっから出てきたおっさんB。

でも、意外と、ipodとかつないじゃってるかもしれない。
いまどき、カーオーディオが、テープってすくないもんね。

散らかった部屋で、発売日前日に「暮らしの手帖」を読む倒錯感。
むしろ、一年前に発売された少年ジャンプが山積みになっているほうが、
しっくりくるのかもしれない。(たぶん、もう10年以上買ってないけど。)

あー、『トレインスポッティング』を見たい。
レンタル中じゃないことを祈ろう。

追記
こころおどるライブ動画でした。
かっこいい、リプレイスメンツ。

内容紹介
「北の最終兵器」シュリスペイロフ、
重い腰を上げて遂にメジャーリリース!!

アーティストについて
札幌を拠点にマイペースに活動する3人組みロックバンド、シュリスペイロフ。
1999 年の結成後、それはそれはマイペースに5年間もの間、スタジオ練習のみを続けるが、2004年、結成6年目にしてようやっとバンド名”シュリスペイロフ” を命名し、初ライブを行ったところ、それまで必要以上に蓄積されまくっていたポテンシャルの高さが静かーに爆発。口コミで広まり札幌を中心に徐々にライブ動員が増え続ける。
2005年には自主版音源ながら「ダイバー」がCRJ-SAPPOROチャートに9週に渡りチャートイン。
同年10月にはFIRE STARTER RECORDSよりタワーレコード札幌ピヴォ店とライブ会場限定で3曲入りシングル「ダイバー」を有り難くも発売させていただく。現在までにコツコツと通算1000枚を売り上げる。
その後、札幌を中心にしながらも、狭い歩幅を何とか伸ばして東京や大阪、名古屋でも地道にライブ活動を行う。
2008年3月(結成9年目)には初正式音源となる1stミニアルバム「シュリスペイロフ」 をリリースしスマッシュヒット…とは言えないが徐々に全国各地のメディアやライブハウスで話題になりイベントなどのオファーも耐えない。
初出場の2008年11月MINAMI WHEEL 2008ではたった2度目の大阪でのライブながら何故か入場規制がかかる盛況ぶり。
有り難や。
また、地元札幌を中心に様々なアーティストからの支持が非常に強く、同郷であるサカナクションやmonobright、sleepy.abなどから多大なリスペクトを受け、同バンド達から、微妙なネーミングだが「北の最終兵器」と呼ばれる。
また同月11月に前述バンドと東名阪3箇所を回ったNORTHERN EDGE TOUR ‘08(総動員約2000名)では、初めて目の当たりにする大勢のオーディエンスに完全にビビりながらもグッドパフォーマンスの結果、異様なまで盛り上がり、3箇所のツアーながらCDが飛ぶように売れる。そんな非常にマイペースな、結成10年目にして初メジャーリリースの「北の最終兵器」、重い腰を上げて遂に本格始動!!


買い物の途中、通りかかったApple Store?で、
このバンドが、イベントライブのリハーサルをしていた。

なにやらよさげな音につられて店に入ってしまう。

ふらっと入ってふらっと出るつもりだったのに、
なんだか、聞き入ってしまった。
音と言葉も、自然と心まで伝わる感じ。

君らの曲。せつないじゃないか、すてきじゃないか、メガネボーカル。
とおもい、静かに感動するメガネ。

本番が始まる前に買い物を済ませて、Apple Storeにもどる。
最初から最後まで聴いた。
MCもぐだぐだだし、服装もさえない感じだし、かなりいいです。
(皮肉とか全然なしで、そういう雰囲気がすごくいいとおもうのです)

アルバムもミディアムテンポのラブソングばっかだけど、とてもいいです。
けっこう音に注意払ってる感じ。さすが結成10年目。
くるりっぽい、といえばそうなんだけど、すこし違うとおもう。

このyoutubeの曲もわるくないけど、他の曲のほうが個人的には好きです。

『シュリスペイロフ 「キミの話」』
http://www.youtube.com/watch?v=M1OZFOCcLbg&feature=related

そんなわけで、きょうはいい日でした。

シングル・マン

2009年5月11日 音楽
内容(「CDジャーナル」データベースより)
代表曲「スローバラード」や「夜の散歩をしないかね」など、しみじみとした名曲を数多く収録したロック史に燦然と輝く名盤。忌野清志郎の心の本音がぶつけられた歌詞もまったく色褪せていない。

Album Details
Japanese reissue pressing has been remastered. Universal. 2005.


RCサクセションのアルバム、これしか持ってないです。

『猛スピードで母は』っていう小説で、カラフルな列をなして走ってるワーゲンを、お母さんが気持ちいいくらい追い抜いていくシーンがあって、そのお母さんが古い軽自動車で聴いていたテープが、RCサクセションだったから買ったのです、たぶん。

意外とファンキーで、アシッド・フォークっぽい感じもあって、とてもいいです。
ところどころ、はみでてるテンションが素敵です。
それに、後期より、だんぜん音の感触がいいとおもう。
もちろん、詞もすごくいい。

なんか鼻水がでる。(別に心の涙じゃないです、はなじるです。)

『RC Succession - トランジスタ・ラジオ』
http://www.youtube.com/watch?v=jCZSmXSD2OQ

もう時効だとおもうから書くけど、昔、小林清志郎っていう名前の主人公がでてくる小説を書いて応募したことあります。いいこともわるいこともしなかったまま死んで、地獄と天国にもいけなかった幽霊たちが、透明な世界で、ゆるくてひもじい生活をするコメディホラー純文学(はずかしいけど、左翼的な考え方しかできなくて、本気で飢えとか考えてたのです、そのとき。)

なぜか山下清をモデルにした、頭に斧が刺さったゲイの貼り絵画家(幽霊)がでてきたり、マラソン中に死んでせいで、ずっとTシャツ短パンでさむそうにしてる幽霊がでてきたり。

バルガス・リョサとかに影響されて、物語も重層構造にしたり、かなりひねくれたりして、すごく自信あったのに、全然だめだったけど。(そりゃそうだ)

でも、たぶん、単純につまんなかったのだとおもう。

いいたいことは、それくらい、清志郎の曲が好きってことです。
だから、あんまり公正な目で見れてないかもしれないけど、
『シングルマン』、すごくおすすめです。

ある意味、ブルーハーツより全然パンクだとおもう。
(ブルーハーツも好きだけど)

明日もがんばろう。

みなさん、おやすみなさい。


おめでとう。

2009年3月11日 音楽
Amazon.com essential recording
The essential New York rock band of the post-punk era, Sonic Youth care as much about the quasi-symphonic, microtonal art-guitar music of composers like Rhys Chatham and Glenn Branca as they do about the rock-song form, and with Daydream Nation, they struck their greatest balance between the two. The songs hover gorgeously for extended lengths, letting guitarists Thurston Moore and Lee Ranaldo intertwine fragile tonalities as carefully as it’s possible to do at wall-shaking volume, while Moore and bassist Kim Gordon’s untutored voices disaffectedly intone words that flirt with pop stupidity, high-art eloquence, and urban cool. When they bear down and rock, they do it with a blurry intensity that finds gorgeousness at the heart of discord. --Douglas Wolk



http://www.youtube.com/watch?v=tdeTQPgh9SE

いろいろ、タイミングのがすといいにくいよね。

すこし休んだら、ドラムのへたくそさがましてた。くそう。


内容紹介
アンディモリ1st EP -Youth Records第一弾アーティスト Youth Records / 庄司信也とは? メンズクロージグレーベルミスターハリウッド立ち上げ参加。国内外のバンドグッズプロデュースやヴィジュアルプロデュースをはじめ、各エディトリアルでの連載執筆活動、TV番組、ラジオ出演に勤しむ。 YO-KING、銀杏BOYZ、エレファントカシマシ、曽我部恵一、strokesといったミュージシャン達との交流も深い。また、スタイリスト伊賀大介とのDJユニット「DJユース道」を結成。都内外の各イベントに多数出演。雑誌メンズノンノHP上で、2年半に渡る日々の日記を公開しており、1日1万件という驚異的なアクセス数を誇る。 2008年6月、念願であった音楽レーベル「Youth Records」を発足。その第一弾アーティストがこのandymoriである。

アーティストについて
2007年秋・西荻窪の「ハンサム食堂」で結成。吉祥寺を中心に都内各所でライブ活動を行う。
vocal & guitar 小山田壮平
bass 藤原ヒロシ
drum 後藤大樹



きょうはAndymoriのライブを見てきました。なぜか、他に3バンドいて、もうこれが恐ろしいくらい琴線にふれないチョイスばかりだったのだけど、30分程度のAndymoriのライブがたまらなくよかったあとにアルコール飲んだから、もうとてもいい気分です。
最早、お前の気分なんて知ったこっちゃねーよ、という声も聞こえません。レーベル設立者の紹介みたいな内容紹介も、どうでもいいくらいです。

そのあとは、愛だの恋だのばかり歌ってるバンドが出てきたので、後方へ。どっかで聴いたような音楽に合わせて左右に揺れたり前後に激しく動いたりするたくさんの手をみながら、ムーミンにでてくるニョロニョロみたいだなぁ、とおもいながら、みていたら、Andymoriのボーカルの人が横に。

えいや、と思い、話しかけたらいい人でした。音楽の話とかして、楽しかった(Libertinesが好きだって話を聴いて、「やっぱり!」って言ってしまいました。)ので、たまたま持ってた自分の好きな曲あつめた編集盤CDを、図々しくわたしてきました。
自分、基本、挙動不審キャラですが、社交的にがんばりました。(ようわからん告白ですね)

ベースの人にも声をかけました。握手してくれました。(ええ人や!)
あー、すごいよかった。

そして、話せなかったけど、あのドラムがたまらんです。

帰り道は、買ったCDを聴きながら地下鉄にゆられました。
リュックを背負いながら歌詞カードをながめるという、とても勤勉な二ノ宮金次郎スタイルです。

地下鉄を降りたあとは、ミニアルバム?EP?のほうを聴いていたのですが、
こっちのほうがすごいよかったです。なんつーかね、意味なく壁を蹴ったり、走ったりしたくなります。衝動というやつです。

まじでいいから、買ってください。このミニアルバム。
たぶん、意味なく壁蹴って、走りだしたくなります。
内容紹介
日本盤のみCDエクストラ仕様
・レデイォ・レディオ(ビデオ)
・ホリデイ(ビデオ)
・ハートブレイカー(ビデオ)
のPVを収録。

唯一無二の強烈な個性を放つ、21世紀型モダン・ポップ・アルバム。
初期のブライアン・イーノやスパークス、そしてディーヴォ、トーキング・ヘッズやソフト・セルと比較される彼らの音は、唯一無二の強烈な個性を放つ“21世紀型モダン・ポップ・アルバム”!イギリスはデヴォン出身のジョセフ・マウントを中心とする3人組で、彼らの奏でるダンスとアートのクロスオーヴァー的最先端エレクトロ・ポップは、イギリスのお洒落キッズの間でじわじわと話題を集める一方、クラクソンズ、フランツ・フェルディナンド、ゴリラズ、ケイト・ナッシュといった
一連の有名アーティストのリミックスを手掛けることでも話題に。本国イギリスで2008年9月に発売となった本作は、メトロノミーのセカンド・アルバムだが、新しく契約したBecause Musicからリリースされる初のアルバムで、初のヴォーカル入りアルバムでもある。また、このアルバムはメトロノミーをジョセフの変名ソロ・プロジェクトとしてではなく、3人編成のバンドとして初めて紹介するもので、まるでデビュー作のようなセカンド・アルバムといわれている。


Metronomyをきいてみました。

上のレビューにある通り、音の感触は、初期ブライアンイーノに似ている感じ。
だからこそ、DevoやTalking Headsを引き合いに出す人がいるのかも。

曲自体は、これまでのディスコパンクを、そういう音で再構成した感じ。
Gang of FourやLCD Soundsystem、!!! (Chk Chk Chk)とかを連想しました。

でも、もっとへなへなしてるし、もっとひねくれてる。
だから、Devoがちかいかな。とおもう

電子音楽のジャンルに入れられそうな範疇で、シンセを使って直接的な効用というか機能性(踊れること)を重視したダンスミュージックつくると、ユーロビートみたいに踊れるだけで下品で退屈な音楽になってしまう(偏見かもしれないけど)とおもうので、そのひねくれ具合も理解できるような気がします。

逆に、Klaxonsとかは、そういうのことを確信犯的に取り込んで熱のあるもの作った感じだから、目指してるところはむしろ逆なのかなという気がします。

ただ、聴かなくてもよかったかも。
そら、クールなんだろうけど、つまんない。とおもうから。
これを聴くなら、Gang of Fourきくし、ブライアンイーノやDevo聴けばいいや、っておもっちゃう。

例えば、これがものすごいかっこよくて、革新的な音づくりをしてるアルバムだと評価する人がいても、自分にとっては必要じゃないなぁ、ってだけなのかも。
なんやら高揚感も、感動もうすいのです。味のうっすいカルピスみたいに物足りんのです。

でもきっと、気分によって聴いて見たらちがうかもしれないです。

今は気分がよくて、こういうしみったれたものは必要としていないのかも。

Twist And Shout

2009年2月6日 音楽
Amazon.co.jp
63年にリリースされた記念すべきデビューアルバム。彼らの出世作となったセカンドシングルをタイトル曲としてフィーチャー、トップアイドルとしてのビートルズの地位を決定づけた作品だ。
シングル曲を除く全曲をたった10時間のレコーディングセッションで録音してしまったという有名なエピソードが示すとおり、録音はほとんど一発録り。それだけに、ジョンやジョージが「ビートルズが最高だった時期」と呼ぶハンブルグやキャヴァーンの、ハウスバンド時代の演奏に最も近い音が収められた1枚だ。(星野吉男)


ぐじゃぐじゃ、うるさい。小さなボリュームで響いた言葉でも、拡散する。
そう思った後に、脳みそに残る言葉のうち、
さらにいらないものを分別して、ごみの日にだしてあげる。

あれも、これも、それもいりません。
そんな整理されたアタマじゃありませんえん。

ありませんえん。

いい調子で前向いてるときに、道路のそこかしこに転がってるきっかけみたいなもんが、スピードを殺ぐ。ラリアットかましながら、振り切りたいのです、さようなら、しりません、って。腕ほそいけど。ザンギエフみたいな胸毛ないけど、むしろ胸がもやもやする。うぬぬ。

でも、まぁ、きょうはさむいから。

すこしぐらい感傷的でもいいじゃないでしょうか。

ゆるしてあげるよ、すこしは。

明日は東京にいきます。来週も東京にいきます。
東京、とおいな。もうそろそろ、どこでもドアをください。

いつでも、どこにいても、行きたいところにいって、会いたい人に会って、
食べたいものを食べて、笑って、それができたら、たぶん、けっこう幸せ。

そういう欲望。たまたま、立ち読みしていた雑誌で、
廃墟の写真をみて、なんだかいやされた。行ってみたいとおもった。

ドア一枚隔てたところ。晴れた日に、だれもいないところで、爆音で音楽聴いて、
関係ない、興味ない、そういう世界はいやだ、ってこともいや。

錆びたとこつかんで、高いとこに上って、ジャンプして、
着地して、あー、足いたいとか言って、息を深くついて叫びたい。

王様の耳はロバの耳だー、たぶん、って。のっぺりして、響かないから、いいとおもう。
そのあと、つっこむのだ、ハリセンもって、なんでやねん、って。

とかなんとか、支離滅裂文章を書いてるうちにビートルズの曲きいたら、ちょっとかいふく。
youtubeでデイブ・グロールのドラミングみたら、かっこいかった。

素直になりたいもんだ、もっと。
From Amazon.com
By the time of 1972’s Ege Bamyasi, Can had consolidated, with singer Damo Suzuki fully entrenched as the unstable Michael Mooney’s replacement. Suzuki’s vocals range from shrieks to inaudible chanting, tackling subjects as mundane as "your vitamin C" while implying an archetypal depth. Evidence of a band at the height of their interactive powers is here. Anchored by the "percussion and flexation" (as he’s credited) of Jaki Liebezeit, Can delivers seven pounding sermons of rhythmic prowess, peaking with the 10:30 sound storm of "Soup." Liebezeit’s long drum riff in "Pinch"--pegged by a resounding bass thoom at the end of each repetition--creates an ellipse in which feedback bursts, guitar and keyboard note clusters, and Damo’s vocal witchery combine into a perfectly balanced, loping cyclone, with each element beautifully playing off the next. Like Miles’s On the Corner, Ege Bamyasi is a definitive statement on merging jazz ideology with the surging menace of rock & roll. --Gene Booth


Always See Your Faceって曲がすきです。ラブの。
やっぱオクラにはかつおぶしと醤油です。
ねばねばしておいしい。あのねばねばがいやな人もいるよね。
(あれをみると、ごっつえぇ感じのコントをおもいだします。)


状況はなーんも変わっていないのだけど、最近、得たいのしれない幸福感がある。
なーんか、楽しいことありそうな予感だけがずっとつづいてる。
とくにいいこともわるいこともないのだけど。

CANはこのアルバムが一番すきです。

かっこよいし、わかりやすいし。
おもいっきり、Vitaminじゃなくて、ビタミンって発音してるし。

あと一日いったら土曜日です、金曜日の次の日は土曜日なんだから。
だから、月曜日じゃないのです。

そして、土曜日から5連休。そして、そのうち4日はノープラン。
なにしよ。

少年モンスター

2009年2月2日 音楽
内容紹介
表現として最深、音楽として最新・・・鋭利な切り口をライトに見せ、ふんわりとした空気をディープに聴かせる。ラップという手段の最新の進化を遂げた少年モンスター・・・ Da.Me.Records最初期から参戦、独特の存在感からアルバムが待ち望まれた男、 環ROY、ついにフルアルバムサイズで登場!!!


東京から帰ってきた。さようなら、成田空港。
ただいま、自分の部屋。シャツやらなんやら、すぐ洗濯。

ボタンを押して、ひとさじ入れるのです、洗剤を。ほら、きれいになった、うい。
全自動洗濯機、あぁ、なんて素敵なんだ、きみは。
もしあなたが、性格のいい、素朴でかわいらしい人なら、私は結婚したいくらいです。
わたしが料理をつくるので、あなたは洗濯をしてください。
そらもう、干すのはやります、わたしのほうで。

だいじょうぶです。無口なのはお互いさまですから。

だいじょうぶです。がしゃごしゃうるさいのも、お互いさまですから。

と、言葉にしてみるわけもなく、でも、あなたが好きです、全自動洗濯機。
あなたなしじゃ、僕は洗濯すらできません。

今度、洗濯機を人に紹介するときは、社交辞令で卑下したことなんていいません。
社長さん。実はね、うちの全自動洗濯機。最新式なんか、目じゃありません。
働きものなんです、僕はあいつなしじゃだめです、洗濯板なんかもってのほかです

朝も夜も昼もたいへんだよ、洗濯機は。

日曜もはたらくんだから。

追記のレビュー

少年モンスターは1000円です。12曲入って1000円です。

最後の曲しか聴かないけど、1000円でもいいかなとおもう。

フィッシュマンズへのオマージュなのです。買ってください。
中古じゃないとこでみつけて、買ってください。(まわしものじゃありません)

夜の散歩におすすめです。ビートが深い感じが、よいのです。
そら歩くわ、遠回りすらするわ。

大好きな柔軟剤はソフランのみどりのやつで、お気に入りの洗剤はビーズです。
つかってやってください。(ライオンのまわしものじゃありません。)

注.仕事で社長さんには会いません。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
アモン・デュールでいえば『楽園へ向かうデュール』のようなアルバムである。歌わない歌心を演奏とそれにともなって構築拡大される音にひたすら溶かし込んできたこのグラスゴー出身のバンドがあえて言葉ある歌を選んだことは、説明すべきことが生じたからではないだろう。拡張される意識を聴き手/演奏者双方でつなぎとめておけるものをより明確にしたかったその結果にすぎない。あるいは音の詩情から自然発生してしまったものだろう。森の中を彷徨うような緊張感と不安と清々しさのまざりあった空気が静かに放出されている。白雪姫の7人の小人になったような気にさえなれる。ここに展開されている冷やかなそれでいて人なつこい物語は酔わせるというより引き込み、心を浮遊させるものだ。自分たちのためのレーベルも作られさらにじっくりとゲリラ展開できるとの意気込みも感じられる。“ポスト・ロック”? 常にポストのポストを示すのがロックの定めだと俺は思うので。悪しからず。 (湯浅学) --- 2001年04月号



幽霊がなにでできてるのか、最近、かんがえてる。存在するのかさえあやしいけど。
幽霊は、この世界に存在しないから、きっと別の世界にいるんだとおもう。
物質世界じゃないところ。空気もないから、鼓膜がゆれることもないし、たぶん光もないところ。でも、それで、目が見えるんだろうか。音がきこえるんだろうか。

もし目が見えてるとしたら、光を反射するがなにかがあって、
もし耳が聞こえるとしたら、空気みたいなものがあることになる。

そうじゃなかったら、幽霊は目が見えなくて、耳も聞こえない。

そんなわけで、前者の世界を選んでみる。
元素記号やなんかじゃ分解できない、見えない物質があって、そいつは、見えないのに、そこにある。
どんなに高性能でも、物質世界の機器じゃ、見つけられない物質で構成された新世界。

そういう、見えない物質に、遺物質って名前をつけてみた。

幽霊は遺物質でできてる。遺物質世界の空気を吸って、遺物質世界の空気を吐く。
見えない世界でも温暖化は話題になっていて、宇宙ロケットやホームレスや、
失業問題に憂いて、溜め息をついたり、カップヌードルを食べたりする、そこには干からびた海老が入ってて、フリーズドライにはなりたくないな、っておもう。

たまには、幸せな結婚式も執り行われるのだ。
ブーケを投げて、未婚の幽霊がキャッチして喜んだりする。
あたし、結婚できるかしら、とか悩んだりする。もう死んでるのに。

とかなんとか、考えながら、帰り道、透明な防音壁で区切られた道を歩いてみたら、ずいぶん暗い気持ちになったと同時に、なに考えてんだと我に返る我。
壁を隔てたアスファルトの地面を、ごつごつしたゴムタイヤで音もたてずに、なめらかに滑るように流れていく、車とか、車。

幽霊のこと考えてる暇があるんなら、勉強したほうがいいね。

追記
土日、出張することになった。(前から決まってたけど。)
月曜日に帰ってくる。

部屋片付けなきゃとおもいつつ、20世紀少年をみてしまう。

もう21世紀、しかも2009年みたいです。

あかるい気分がいちばん。

べらぼうにあかるくなりたいもんだ。
Amazon.co.jp
結婚情報誌のCMソング「ウエディング・ソング」で、初めて人の書いた歌詞をオリジナルとして歌ったことを契機に結実した"ラヴソング・アルバム"。なのだが、そのテーマから想像できる範疇を軽く超える凄まじいロックンロールがここでは鳴っている。人気ミステリー作家・伊坂幸太郎が一度、短編小説を書いた上で歌詞にしたというM1のラップ顔負けの言葉数の多さ、ジョン・レノンや南佳孝の名曲のカバーでの情けない男っぷりの"良さ"、エロスでむせかえる早川義夫の原曲「天使の遺言」を不思議なピュアネスで聴かせる個性など、改めて斉藤和義という人の歌い手としての懐の深さを実感できる佳作、いや、意外に問題作。(石角友香)


最近、聴いています。聞かず嫌いしていたJポップ周辺ですが、ここ2・3年はいろいろなものを聞いています。斉藤和義やCKBは、きっとそのカテゴリーに入るのだろうけど、かなり好き。
山崎まさよしの「いかれたBABY」のカバーも嫌いじゃないし(「トランジスタ・ラジオ」のカバーはいただけない)、チャットモンチーも、嫌いじゃない。いや、「シャングリラ」とかけっこう好きなのです。大きな声ではいえませんが。
青いジャケットのアルバムを借りたけど、それしか聞いていません

Radwimpsとかもおもしろいとおもう。メンバーの若さを考えれば、歌詞のはずかしさもありっちゃありだ。一部の曲は変すぎて、そういう恥ずかしさ突き抜けた感動がある。

んで、このアルバムは、最近よく聞いてるものです。お涙頂戴なアレンジが気になるときもあるけど、そういうのは、すっ飛ばし、ださかっちょいい曲を楽しんでいます。

スローなブギにしてくれ、とか。かっこいいです。

ほかのアルバムだけど、斉藤和義は、「歌うたいのバラッド」や「歩いて帰ろう」がすきです。

「歩いて帰ろう」とか、帰る家があるっていいなぁ、とかおもいつつ聞いていたら、このまえ、涙してしまいました。
その話を聞いた彼女には「あほじゃーん」と笑われ、なま暖かい視線をもらいました。

ホントひどい、涙腺ゆるすぎ。
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ロックンロールを追求し、骨太ながらもカラフルなサウンドに仕上がったセカンド・アルバム。リズミカルな歌詞、サウンドのアイデアからあふれるオリジナリティに一層磨きがかかった作品。


ローザ・ルクセンブルグを知ったのは、youtubeでボ・ガンボスの映像を見たからだったとおもう。そこでみた動画は、テレビの画面をビデオカメラで撮影したもので、「橋の下」だった。手持ちなのか、ひどくぶれた映像だった。動画をアップしたひとは、ビデオを持っているくらいだから、リアルタイムで聞いていたんだとおもう。

すごいよかった。

でも、あまりお金もないし、購入できなかった。で、先週、姉に誕生日プレゼントでくろいジーンズを買ってもらったときに寄ったタワレ子で、「Snoozer」のディスクガイドを立ち読みしたら、このアルバムが上位になっていて、やっぱりいいのかなぁ、とおもって家に帰り、あらためてくるりの岸田さんのカバーなどを見て、買うことにした。

今日、とどいたのだ。
そんなこんなで聴いてみて感想。

とりあえず、「橋の下」みたいな曲を想像していたぼくは、「デリック物語」などの、ラップのないレッチリみたいにファンキーな曲に驚いた。ああいうのって、スライ・アンド・ザファミリーストーンの80年代的解釈かな、レッチリの白人的な解釈とローザルクセンブルグの黄色人種的解釈、どちらもパンク・ハードコア文化を通過後にファンクロックの領域にアプローチしてるけど、黒人のファンクミュージックとは、どこか違うという意味でふたつの音楽は似ているのかも。
ジョージ・クリントンみたいに粘着的にひとつのグルーヴを意識しすぎてなくて、すき。

それでいて、「橋の下」のようなうたには清志郎みたいな生活感がある。「橋の下」は、その生活感がさびしくてどこかかなしい幻想的な曲、ヴェルヴェッツの「I’m Set Free」に日本の叙情性持ち込んだみたいな感じ。
でもね、ぜんたい、村八分のような独創性のある日本語詞が、メロディにのっかっていて気持ちのよいロックンロールになっているのです。おどれます。

変なだなぁ、っておもう曲もあるけどね。
「テレビ28」、「フォークの神様」はいまのところいまいち苦手です。

ニューウェーヴ好きにもおすすめ。
すっごいいいので聞いてみてくださいな。

追記
きょうは彼女とやまねこ軒に行った。とてもおいしかった。
また行きたいね、という話をした。先生の村上春樹本をやっと購入した。

おもろい。

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