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「むかしむかし、静かないなかにちいさいおうちがたっていました。それは、ちいさいけれどとてもがんじょうにつくられた、強いおうちでした」
こうして始まるバージニア・リー・バートンの『The Little House』(邦題『ちいさいおうち』)は、1943年、カルデコット賞に輝いた不朽の名作だ。
ピンクのばら色をしたちいさいおうちは丘の上に建っている。りんごの花がつぼみをつけることで春の訪れを知り、初雪が舞うことで冬の到来を感じていた。だが、町の明かりが遠くに見えはじめたのをきっかけに、ちいさいおうちの周辺もどんどんと変わっていく。まず道ができ、そこに自動車やトラックが走りだし、整備されて道路となった。やがて道路はあちこちに延び、背の高い家やアパート、お店、車庫なども次々と完成、ちいさいおうちを取り囲んでいく。
とうとう住んでいた人たちも引っ越してしまい、ちいさいおうちは町の真ん中でひとりぼっち。人工的な町の照明は明るすぎて、もはや太陽も月もわからない。ちいさいおうちは思う。「月あかりの中、かがやく白いヒナゲシのお花畑やりんごの木々がもう1度見たい」と。
ぽつんと取り残され、町の中で窮屈そうにしている古ぼけたちいさいおうち。その姿に子どもたちは胸を痛めることだろう。だが、女の人が現れて、ちいさいおうちを田舎に移してやり、そこで幸せに暮らすという結末にほっとするに違いない。低年齢の読者は、あらすじや挿絵を追うのに夢中かもしれない。だが、本書は都市化の弊害をさりげなく子どもに伝えた、忘れられない作品である。
きょうは友達の結婚式に行ってきた。ともだちの上司が、スピーチのなかで、「ちいさいおうち」の内容に触れていてなんだか、とても印象にのこった。
結婚式には、小学校2年生に花束を渡す役をしてからずっと参加してないとおもう。
大人になってはじめてだった。
そんなわけで、なぜか緊張。
はなよめきれい。はなむこもすてきでした。
きっとつかれただろうなぁ、とおもうけど、結婚式も披露宴もほんとすごいよかった。
サーストンムーアみたいな牧師さんのカタコトの日本語も、なんだかかわいらしく。
(ぜったい、銭湯山っていってたよ、あれ。)映像もみてて、じーんときた。
いかんせん、アフロのときの写真がちょっとはずかしかった。
あんなふうに、みんなで友人を祝福できることはしあわせなことだとおもう。
帰りはバスに乗って舞浜に。そこで、よくわからないのだけど、今度結婚する人じゃんけんをして、本当はバスで帰ってくるつもりだったけど、新幹線で帰ってきた。深夜バスとか、もういやだ。たまたま、就活帰りの人と隣の席になって、いろいろ話した。
家に着いたら、2枚目の不在通知とバングラディッシュからの手紙が入ってた。
カメラがほしくなった。がんばっていいの買おう。
結婚、いいなぁ。でも、まず相手がいないとね。
友達にデータCDを4枚ももらった、タイトルみてにやついてしまう真夜中です。
いい一日だった。