夕暮れの地獄コインランドリー
2009年5月27日 短歌 コメント (2)平日3時の書店は静かで、店内の有線の音が、くっきりと聞こえる
その帰り道、五分刈りのおっさんが自転車こいでいて憩う。
あなたはすてきなおっさん、五分刈り家の三男、五分刈り三郎です。
わたしは自転車を漕ぐ団体職員、26歳です。
お昼に食べたおにぎりのなかみは、おかかです。
午後は代休だったので、コインランドリーで雑誌を読んで、部屋の掃除をして過ごした。
なぜか、ちいさな頃、ドラム式乾燥機のなかで、ぐるぐる回される夢を何度もみたことを思い出す。
あれだ、きっと生まれ変わる前は、そういう地獄にいたんじゃないかとおもう。
鬼たちは、800円を入れて、悪人たちの心をきれいにするのだ。
すこし、心がきたなすぎて、汚れのとれない人には、漂白剤を、
ひんまがって頑固な考えしかできない悪人には、柔軟剤を。
それから、また悪いことをしそうな人には、100円玉をもう一枚いれて、
電解水すすぎによる除菌コースを。
きっと地獄帰りの人が、昔の記憶を元に発明したのが、ドラム式洗濯機だとおもう。
思い通りのスピードにはなれないもので、だれもせかす人もいないし、
ゆっくりしようとしているのに、読み返したものはとても急いでいたりして、
うわーとおもう。
ちがうとおもう、そんなふうにすべきじゃないのに。
道具をそろえて、新しいことをはじめてみたら、なんだかとてもむずい。
かんたんだろ、こんなのとおもっていた30分前の自分はいずこへ。
もっとひとつひとつ丁寧にこなせるようになりたいものです。
その帰り道、五分刈りのおっさんが自転車こいでいて憩う。
あなたはすてきなおっさん、五分刈り家の三男、五分刈り三郎です。
わたしは自転車を漕ぐ団体職員、26歳です。
お昼に食べたおにぎりのなかみは、おかかです。
午後は代休だったので、コインランドリーで雑誌を読んで、部屋の掃除をして過ごした。
なぜか、ちいさな頃、ドラム式乾燥機のなかで、ぐるぐる回される夢を何度もみたことを思い出す。
あれだ、きっと生まれ変わる前は、そういう地獄にいたんじゃないかとおもう。
鬼たちは、800円を入れて、悪人たちの心をきれいにするのだ。
すこし、心がきたなすぎて、汚れのとれない人には、漂白剤を、
ひんまがって頑固な考えしかできない悪人には、柔軟剤を。
それから、また悪いことをしそうな人には、100円玉をもう一枚いれて、
電解水すすぎによる除菌コースを。
きっと地獄帰りの人が、昔の記憶を元に発明したのが、ドラム式洗濯機だとおもう。
思い通りのスピードにはなれないもので、だれもせかす人もいないし、
ゆっくりしようとしているのに、読み返したものはとても急いでいたりして、
うわーとおもう。
ちがうとおもう、そんなふうにすべきじゃないのに。
道具をそろえて、新しいことをはじめてみたら、なんだかとてもむずい。
かんたんだろ、こんなのとおもっていた30分前の自分はいずこへ。
もっとひとつひとつ丁寧にこなせるようになりたいものです。
カリカリ梅を両手で支えて踊りだす、磯野カツオと同じステップで
コメント
そういうドラム式洗濯機があって、人の心を洗い清められたら。
でも、自分がいれられそうで、こわい気がします。笑
かなり骨がバキバキいいそうですよね。