平日3時の書店は静かで、店内の有線の音が、くっきりと聞こえる
その帰り道、五分刈りのおっさんが自転車こいでいて憩う。

あなたはすてきなおっさん、五分刈り家の三男、五分刈り三郎です。
わたしは自転車を漕ぐ団体職員、26歳です。
お昼に食べたおにぎりのなかみは、おかかです。

午後は代休だったので、コインランドリーで雑誌を読んで、部屋の掃除をして過ごした。
なぜか、ちいさな頃、ドラム式乾燥機のなかで、ぐるぐる回される夢を何度もみたことを思い出す。
あれだ、きっと生まれ変わる前は、そういう地獄にいたんじゃないかとおもう。

鬼たちは、800円を入れて、悪人たちの心をきれいにするのだ。
すこし、心がきたなすぎて、汚れのとれない人には、漂白剤を、
ひんまがって頑固な考えしかできない悪人には、柔軟剤を。
それから、また悪いことをしそうな人には、100円玉をもう一枚いれて、
電解水すすぎによる除菌コースを。

きっと地獄帰りの人が、昔の記憶を元に発明したのが、ドラム式洗濯機だとおもう。

思い通りのスピードにはなれないもので、だれもせかす人もいないし、
ゆっくりしようとしているのに、読み返したものはとても急いでいたりして、
うわーとおもう。

ちがうとおもう、そんなふうにすべきじゃないのに。

道具をそろえて、新しいことをはじめてみたら、なんだかとてもむずい。
かんたんだろ、こんなのとおもっていた30分前の自分はいずこへ。

もっとひとつひとつ丁寧にこなせるようになりたいものです。

カリカリ梅を両手で支えて踊りだす、磯野カツオと同じステップで

コメント

かくの
2009年5月27日23:01

いいですねー、
そういうドラム式洗濯機があって、人の心を洗い清められたら。

31歳
2009年5月28日20:06

たしかに。

でも、自分がいれられそうで、こわい気がします。笑

かなり骨がバキバキいいそうですよね。

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