すてきじいさんへのみちのり
2009年3月5日 読書 コメント (2)Amazon.co.jp
写真というのは生きること。生きることの原点だと、著者は言う。写真は過去、現在、未来を1枚で見せる。一瞬のうちに消えていく時間に生を与え、それを自分の心のレンズで撮る。写真家アラーキーこと荒木経維にとって、写真とは生と死に対する愛、人生を生きることそのものなのである。
著者は1940年東京生まれ。電通マンを経て独立し、自ら「天才写真家」と称する個性豊かな写真家であり、その作品は海外からも高く評価されている。本書は、そのアラーキーが本音で語る写真の世界への旅のガイドブックである。どのレンズを選ぶのか、「あの写真」はどのカメラで撮ったのか。身近な人や街、仏像からヌード、愛するものをどう撮るか、発表するか。その写真術のすべてを、著者は惜しげもなく明かしてくれる。「レンジファインダー」「ヘキサーの35 ミリ」など専門用語も多数登場するが、欄外に細かく注釈があるので、長く写真を撮っている人にも写真をはじめたばかりの人にも役立つはずだ。
また、撮影に興味がない人には、著者の最新作や、随所に散りばめられた写真哲学やエッセンスに触れるだけでも著者の人生観を見ることができるので、エッセイとして楽しめる。「写真を撮るっていうのは簡単に言うと人づきあい」、「去り際のタイミング、ここが憎まれるか愛されるかの分かれ道。何かいい風を残していくということが問題なの」などの言葉には、著者の人生に対する熱く優しいまなざしと人間臭さが自然と伝わってくる。(増渕正明)
出版社/著者からの内容紹介
60歳を迎えてもなお、世界を舞台に大活躍する写真家・荒木経惟。その創造力と写真術の秘密を公開、写真の撮り方、楽しみ方の核心に迫ることができる異色の入門書。写真も満載!
ひさしぶりに図書館で本を借りて読んだ。なんだか最近、いい本に出会う確率が高い。
素晴らしき哉、読書。
一冊で、アラーキーのファンになった。たぶん、インタビューを文字に起こしたんだろうけど、写真への愛がにじみでてるような気がする
心から楽しんでるのが伝わってくる。いいなぁ、写真、やってみたい。
こんなふうに、夢中になれるものみつけられたらいいのになぁ。
卒研のときは、そんな感じだったとおもう。あと、音楽にずぶずぶはまってたとき。
一生懸命文章かいたときと、おととしと。
なんかもう、その行為に対する依存と満足と情熱やら愛がごちゃまぜになって、だからこそ、いくら時間を費やしても苦にならないっていう状態。
ドラムもペン字教室もたのしいけれど、やっぱり温度差がある。
仕事も好きだけど、すこし違う気がする。
でも、あんなふうに夢中になれる瞬間が永遠に続くようなことを望むのって、欲なのかも。
もっと淡々に、生活のなかに組み込まれて、それが自然になるといいのに。
それとも、時間ついやしていれば、夢中になれるようになってくるのかなぁ。
よくわからんわなぁ、そんなの。
アラーキーがうらやましい。やっぱこう、なんだろ、一生ささげられるような何かみつけられたら、とかおもいながらじいさんになんのっていやだなぁ。
なにかに人生ささげながら、じいさんになるのがいいなあ。
とか、中学生みたいですね、このだらだら文章。
友達の結婚式、受付を手伝うことになった。たのしみだけど、フアンフアンと書くと偽物パンダの名前みたい。なんだ、偽物パンダって。
そして、カバンがナイロンのものしか持っていないことをすっかり忘れていた。
結婚式にナイロンカバン。デザインにもよるだろうけど、ないなぁ。
でも、まぁ、いいや。
コメント
興味持ったことはなんでもやっていきたいね。
写真、私も始めて2年弱だけど、楽しいよ。撮っても撮っても足りない。
被写体探してると、意外と身近に面白いモノがあったりするのです。
アラーキーの本、探してみます。
写真、はじめようかな。ってずっと、おもってきたけど、今度こそやりたいな。
アラーキー、写真もおすすめだよ。
全集の奥さんを撮ったやつ。けっこう、はっとする写真があって、最後の文章が泣けます。