内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
アモン・デュールでいえば『楽園へ向かうデュール』のようなアルバムである。歌わない歌心を演奏とそれにともなって構築拡大される音にひたすら溶かし込んできたこのグラスゴー出身のバンドがあえて言葉ある歌を選んだことは、説明すべきことが生じたからではないだろう。拡張される意識を聴き手/演奏者双方でつなぎとめておけるものをより明確にしたかったその結果にすぎない。あるいは音の詩情から自然発生してしまったものだろう。森の中を彷徨うような緊張感と不安と清々しさのまざりあった空気が静かに放出されている。白雪姫の7人の小人になったような気にさえなれる。ここに展開されている冷やかなそれでいて人なつこい物語は酔わせるというより引き込み、心を浮遊させるものだ。自分たちのためのレーベルも作られさらにじっくりとゲリラ展開できるとの意気込みも感じられる。“ポスト・ロック”? 常にポストのポストを示すのがロックの定めだと俺は思うので。悪しからず。 (湯浅学) --- 2001年04月号



幽霊がなにでできてるのか、最近、かんがえてる。存在するのかさえあやしいけど。
幽霊は、この世界に存在しないから、きっと別の世界にいるんだとおもう。
物質世界じゃないところ。空気もないから、鼓膜がゆれることもないし、たぶん光もないところ。でも、それで、目が見えるんだろうか。音がきこえるんだろうか。

もし目が見えてるとしたら、光を反射するがなにかがあって、
もし耳が聞こえるとしたら、空気みたいなものがあることになる。

そうじゃなかったら、幽霊は目が見えなくて、耳も聞こえない。

そんなわけで、前者の世界を選んでみる。
元素記号やなんかじゃ分解できない、見えない物質があって、そいつは、見えないのに、そこにある。
どんなに高性能でも、物質世界の機器じゃ、見つけられない物質で構成された新世界。

そういう、見えない物質に、遺物質って名前をつけてみた。

幽霊は遺物質でできてる。遺物質世界の空気を吸って、遺物質世界の空気を吐く。
見えない世界でも温暖化は話題になっていて、宇宙ロケットやホームレスや、
失業問題に憂いて、溜め息をついたり、カップヌードルを食べたりする、そこには干からびた海老が入ってて、フリーズドライにはなりたくないな、っておもう。

たまには、幸せな結婚式も執り行われるのだ。
ブーケを投げて、未婚の幽霊がキャッチして喜んだりする。
あたし、結婚できるかしら、とか悩んだりする。もう死んでるのに。

とかなんとか、考えながら、帰り道、透明な防音壁で区切られた道を歩いてみたら、ずいぶん暗い気持ちになったと同時に、なに考えてんだと我に返る我。
壁を隔てたアスファルトの地面を、ごつごつしたゴムタイヤで音もたてずに、なめらかに滑るように流れていく、車とか、車。

幽霊のこと考えてる暇があるんなら、勉強したほうがいいね。

追記
土日、出張することになった。(前から決まってたけど。)
月曜日に帰ってくる。

部屋片付けなきゃとおもいつつ、20世紀少年をみてしまう。

もう21世紀、しかも2009年みたいです。

あかるい気分がいちばん。

べらぼうにあかるくなりたいもんだ。

コメント

nophoto
Ajmadtw
2013年1月29日20:03

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