内容紹介
民主主義を使いこなすための10のルールをわかりやすく解説。
社会の惨状に悩むあらゆる人々に贈る、歴史の転換点を乗り切るための必読書。
生きづらい社会は「政治に対する意思」で変える!

【著者からの一言】
アメリカでは若者の運動が大きな力となって、初の黒人大統領が誕生しました。
オバマ新大統領の「我々にはできる(yes we can)」 というメッセージは、日本に住む我々にも向けられたものです。
行きづらい社会を変えるためにこそ、民主政治はあるのです。みんな が一歩ずつ踏み出すことで、社会は変わります。
この本は、特に若い人々が政治に関わる時の、基本的なものの見方、考え方を示した ものです。
たくさんの人に読んでもらい、日本でも、我々にはできるという声が起こることを期待しています。

内容(「BOOK」データベースより)
社会の惨状に悩むあらゆる人々に贈る歴史の転換点を乗り切るテキスト。民主主義を使いこなすための10のルール。


無垢ではない、って曲が好きだ。チョモランマトマトの。

理想、持っていたいとおもう。というか、最低限、やりたくないことはある。たとえば、ホームレスの存在に無感覚になりながら、世界平和についてばっか語るようなことはしたくない。どっちも大事だろうけど、実際には、色んな価値観があって、バイアスのかかり方も全然ちがう。政治はたぶん、そういうバランスのとり方が難しいんだとおもう。

元旦に、NHKで討論の番組をみて、思いのほか興味がわいたので、論者の一人だった山口二郎さんの本を読んでみることにした。新書で、とても読みやすく書かれているので、自分にも読めるんじゃないだろうかとおもったのだ。

おもしろくて読みやすいです。問題の共有を念頭に書かれてるのがわかる。
リスクの社会化、って言葉知らなかった。
改めて状況を整理して捉え直すのに便利な言葉だとおもう。

政治について時間(コスト)を費やすことは、必ずしも実益に結びつくことじゃないとおもう。
けれど、今の状況に、満足している人は少ないんじゃないだろうか。いや、別に他の人はどうだっていいのかもしれないけれど。自分は、今のままじゃだめなような気がする。
全てを否定するつもりはないけれど、肯定できる状況でもないとおもう。

たとえば、規制緩和によって派遣やアルバイトなどの、非正規雇用が増えたことは本当に公益と言えるんだろうか。たしかに、より自由な形態で働くことが可能になったとはいうし、企業は人件費を抑えられたおかげで、景気についても一時的によくなった時期があったといえるのかもしれない。

でも、景気の良さや自由な形態で働くことが、社会保障よりプライオリティの高いものなのか、ということについては改めて考える必要があるとおもう。自由な形態で働くことを心から謳歌できるのは、高いスキルやわりと素晴らしい職歴を持った人だけだとおもう。もちろん、派遣やアルバイトで働くほうが、正社員として働くよりは時間の面で、融通が利くようにはなっているけど、もし社会保障がきちんとしていなければ、その余った時間でリスクを負う準備をしなければならないことになる(株に手を出す人が増えた一つの要因のような気がする)し、家族を持つことはできても、この前の年末みたいに、いつクビを切られるのかわからないんじゃ不安だと思う。

このまま、社会化可能なリスクについて、現状のままで「自己責任」にしておくのは反対。
ただ、大事なのはリスクの社会化それ自体よりも、そのバランスというか割合だとおもう。もっと勉強しなきゃいけない。

景気がよくなった時も実感なんてなかったのも、なんだかな、とおもう。新自由主義的な政策、経済が豊かになれば、みんなの取り分が大きくなりますよって感じだったのだろうけど、結局は、格差が広がって、お金持ちがよりお金持ちになって、貧乏人がより貧乏人になったって感じ。

別に、偉い人たちが利益の収奪をしてるとは思わないけど、もっと所得再分配的な政策を打ち出すような政党があってもいいんじゃん。なんで、共産党に人気がないんだろう。
たぶん、財源に対しての不安とか、そんなことをすれば、景気も悪くなるし、世界的な競争力がなくなる、ってのが理由なんだろうな。

たしかに法人税とか、社会保障を手厚くしたりとか、企業にとっては大変だとおもう。
じゃあ、もっとお金持ってる人から取ればいいと思うのだけど、そう簡単にいかないのかな。金持ちの所得税だけあげるとか、食品や日用品以外の消費税を上げるとか。無駄な歳出を減らすとかさ。でも、もしそれが解決策になるなら、とっくにやってるよなぁ

言うは易し、行うは難し。

善意があって、一生懸命にやってても、何もわかってない。

今年は、お節介やけるようになりたいな。

追記
ケーキと、たことじゃがいものサラダと、アボガドごはんをつくってみた。
新年会に持っていくのだ。あと10分で始まるのに、身支度がなんもできてない。
まぁ、いいや。

スタジオにいきたい。ドラムたたきたい。

コメント

nophoto
しぶ
2009年1月7日0:11

おっ、まじめ日記だ。
まぁ頑張っている人、まじめにやった人が報われる社会であってほしいね。
生活最低限保証+出来高制。これ理想。

おそらく共産主義が声高にならないのは、
現代人は社会はこういうものだと、既成概念があるからだと思う。
そこを脱却するには大きな力がいるだろうね。と、まじめに答えてみた。

31歳
2009年1月7日8:16

たまに、ちょっとまじめに書いてみました。
ホントに、がんばっている人が報われる社会というのが理想的ですよね。
どうしてもスタートラインの違いがあると思うんですけど、それがあまり影響しないような枠組みがあればいいなぁ、と個人的にはおもいます。

日本の共産党自体はもう、共産主義を卒業しているような気がしていて、むしろ、より社会保障に価値を置いた資本主義みたいなもの。社会民主主義っぽいものに完全に移っているんじゃないかなぁー、とおもいます。

わりと生活に寄り添った政策を打ち出しているのに、あんまり人気がないのが不思議で。社会保障重視の政策が負担増につながるイメージがあって、大部分の人が、短いスパンでみて自分にとって不利益だと思っているからなのかなぁ、とおもいました。
もしくは、大部分の人にとっての経済重視というのが、企業重視と重なっているかも。

既成概念を疑うこと、ってやっぱ大事ですよね。
政治家はどうしてもお金持ち出身ばかりになって、物価や生活に対して考えがずれてしまいがちなので(悪意はないとおもうのですが)、やっぱり言葉の中身が問われるべきのような気がするし、それはたくさんの人で行われるべきのような気がします。

31歳
2009年1月7日8:26

すいません。夢中になってコメントかいてたら、長くなってしまいました。

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