内容紹介
「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」
究極の頭脳が紡ぎ出す預言は福音か、それとも……?
鬼才が描く長編ストーリー第1巻、満を持して登場!
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「ピッピ」はヒューマノイド型スーパー・コンピュータ。地震を予知し、災害を回避するために開発されたロボットだ。親友・タミオとともに「成長」していくピッピは、しかしある衝撃的な事件をきっかけに自ら活動を停止してしまう。そして再び目覚めた彼の口から語られた、畏るべき預言とは──。
著者について
1968年8月5日岩手県生まれ。92年に、週刊ヤングマガジン誌のGAG漫画大賞受賞作『パパと踊ろう』でデビュー。同作は長期連載となり、アニメ化もされるなど大きな反響を呼ぶ。他代表作に『チューリップティーズ』『ギンザ小学校』など。また06年からイブニング誌で『片岡さんちのクリコちゃん』を連載開始。本作『預言者ピッピ』は、主に短編ギャグのフィールドで活躍してきた作者が、これまでとまったく異なるテイストで描く長編シリーズである。
友達にすすめられてよんでみたけど、すごいおもしろいです。
つづきが読みたい。
シナリオが最初に提出されて、それをなぞっていく。
シナリオが最初に提出されて、それをなぞらないように話をすすめていく
「預言があって、それが起こるのかどうかみつめる。」という点では同じだ。
ある物語に対して、読み手は予測をするけど、書き手も読み手のひとりで書きながら予測をする。完成した作品を読む読者よりも先に、それを読んで、たまに振り返って予測を裏切ったり、思い通りにしたりする。
この本に限らず、よっぽど耽美な作品じゃない限り、作品の魅力は、物語のみちすじがみつめるほど価値のあるものかってことに収束していくんじゃないだろうか。
読むことでえられる快楽であったり、知識であったり、感情だったりするものすべては、
読まないと得られない。わけでもないかな。とくに感情なんかは、そこらへんに、ごろごろ発生装置が転がってるし。
でも、読んだあとに得られるものに先立って存在する物語の面白さみたいなもんがあります、この作品。それは読み手の予測したものの行く末、それ自体が読む誘因をつくってる感じ。
一言でいえば、読み始めると先が気になる話です。
コメント
と、
誕生日おめでと。
やすく済ませられるし、まんが喫茶、いいかもね。