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闇金ウシジマくん 1 (1) (ビッグコミックス)
2008年1月10日 読書
親元で暮らし、しっかりとした経済基盤を持っていないフリーターの私には、とても怖いマンガでした。
あらすじはというと、カウカウファイナンスという闇金会社の社長・ウシジマくんが、困っている人にお金を貸して、取立てをする話です。
その困っている人というのが、困った人で、パチンコ依存症の主婦だったり、見栄っ張りなOLだったり、自我が肥大化して根拠のない全能感にひたっているフリーターだったりします。
共通するのは、収入を上回る消費をしているということです。彼らの収入を読者に提示するために、彼らの仕事っぷり、無職っぷりも描かれていますが、消費生活に重点が置かれて描写されている印象を受けました。
(稼ぎ以上につかっちゃだめじゃん。とおもったのだけど、ローンのない人はあまりいないだろうから。そうとも言い切れないな。)
うさぎ好きなウシジマくんは、返済の滞るような困ったお客さんには情け容赦なく取立てを遂行します。お客さんが返済しないと、ウシジマくんが闇金の元手にしているお金を返せないからです
ただ、この物語を魅力的にしているのは、やはりダメ人間見本市のようなストーリーを構成している、その困ったお客さんたちだとおもいます。かれらは、5万円のような小さな借金を膨らませて、ひどい負債を抱えるハメになるのですが、その八方ふさがり具合といったら、読んでいるだけの私がいきぐるしくなるほどです。
出てくる登場人物にいちいち感情移入している自分のだめっぷりを再認識し、平和ボケしてちゃいかんなぁとおもったのでした。
がんばろうと思えます。
1巻のおそろしさだけを読んで、終わるはもったいないです。
すくなくとも9巻まで、読んで欲しいです。
このストーリーをリアルホラーと呼ばせる現実の、ざらついた部分だけでなく、希望を感じられるから。
個人的には、あの自転車を漕ぎ出すシーンがとてもよかったです。
それと、私自身は、リアリズムの手法で読者に、いたずらに恐怖感を残すような作品は評価すべきではないと思っていました。
ただ、この作品に登場する反面教師な人々は、わたしたちに大事なことを伝えているように思います。
すくなくとも読んだ人はこう思うでしょう。
闇金に金借りちゃおしまいだなぁ、って。
当たり前なことだけどね。
あらすじはというと、カウカウファイナンスという闇金会社の社長・ウシジマくんが、困っている人にお金を貸して、取立てをする話です。
その困っている人というのが、困った人で、パチンコ依存症の主婦だったり、見栄っ張りなOLだったり、自我が肥大化して根拠のない全能感にひたっているフリーターだったりします。
共通するのは、収入を上回る消費をしているということです。彼らの収入を読者に提示するために、彼らの仕事っぷり、無職っぷりも描かれていますが、消費生活に重点が置かれて描写されている印象を受けました。
(稼ぎ以上につかっちゃだめじゃん。とおもったのだけど、ローンのない人はあまりいないだろうから。そうとも言い切れないな。)
うさぎ好きなウシジマくんは、返済の滞るような困ったお客さんには情け容赦なく取立てを遂行します。お客さんが返済しないと、ウシジマくんが闇金の元手にしているお金を返せないからです
ただ、この物語を魅力的にしているのは、やはりダメ人間見本市のようなストーリーを構成している、その困ったお客さんたちだとおもいます。かれらは、5万円のような小さな借金を膨らませて、ひどい負債を抱えるハメになるのですが、その八方ふさがり具合といったら、読んでいるだけの私がいきぐるしくなるほどです。
出てくる登場人物にいちいち感情移入している自分のだめっぷりを再認識し、平和ボケしてちゃいかんなぁとおもったのでした。
がんばろうと思えます。
1巻のおそろしさだけを読んで、終わるはもったいないです。
すくなくとも9巻まで、読んで欲しいです。
このストーリーをリアルホラーと呼ばせる現実の、ざらついた部分だけでなく、希望を感じられるから。
個人的には、あの自転車を漕ぎ出すシーンがとてもよかったです。
それと、私自身は、リアリズムの手法で読者に、いたずらに恐怖感を残すような作品は評価すべきではないと思っていました。
ただ、この作品に登場する反面教師な人々は、わたしたちに大事なことを伝えているように思います。
すくなくとも読んだ人はこう思うでしょう。
闇金に金借りちゃおしまいだなぁ、って。
当たり前なことだけどね。
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